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寝返りしやすいマットレスの条件とは?

どんなマットレスだと寝返りがしやすい?

老若男女問わず、寝返りは大切です。

人間は一晩で約10回から30回の寝返りを打っています

睡眠中の6時間から8時間、ずっと同じ姿勢だと体調が悪くなったり、体が痛くなってしまったりしまいます。

それを防ぐために寝返りをうつわけですね。

マットレスにも寝返りがしやすいマットレス、寝返りがしにくいマットレスがあるのは知っていましたか?

ここではマットレスと寝返りについて解説していきます。

腰痛には寝返りのしやすいマットレスがおすすめの理由

腰痛と寝返りは、とても密接な関係性があり、寝返りが少ない方やうまく寝返りが打てない方は腰痛になりやすいです。

そのため、寝返りのしやすいマットレスの方が腰痛持ちの方には向いています

それでは、寝返りと腰痛の関係について解説していきます。

腰痛と寝返りの関係

寝返りと腰痛は関係が深く、寝返りを打たないと、寝ている間、長時間同じ姿勢で横になっていることになります。

長時間同じ姿勢で横になることにより体液の循環が悪くなるだけではなく、体の同じ場所のみに負担がかかってしまいます。

寝返りをすることによって、定期的に体を支える位置が変わるので、体の負担が軽減されます

さらに同じ姿勢のままでいると、腰の筋肉が硬くなり、腰の筋肉がこる状態になるので腰痛の原因になると言われています。

寝返りの数が少ないと体のコリや血行不良の原因

レム睡眠の前後に起こりやすい寝返りは血行不良や筋肉の疲労を防ぐ役割があります。

寝ている間に無意識に、日中に生じた身体の歪みを正常な位置に戻す役割がありますが、寝返りが行われないことによって血行の流れが悪くなります

同じ姿勢や体勢のまま寝ることによって血液の流れが悪くなり、筋肉が凝り固まってしまいます。

そうすると、寝ていても疲れが取れず、逆に疲れてしまったりすることがあります。

寝返りしやすいマットレスの条件とは?

寝返りしやすいマットレスとはどんなものでしょうか?

実は寝返りしやすいマットレスには、いくつかの条件があります。

悪い寝返りとは

レム睡眠とノンレム睡眠に切り替わる時に行う寝返りが良い寝返りだとしたら、反対に悪い寝返りも存在します。

自分に合っていない寝具を使用している時に起こる寝返りは、睡眠の質を低下させる悪い寝返りなんです。

例えば、硬すぎる寝具柔らかすぎる寝具を使用した際に、痛さや不快さを避けるために起こる寝返りや、蒸れやすい寝具を使用した時に起こる暑苦しさや、寝づらさを回避するために起こる寝返りなどが悪い寝返りと言えます。

ココに注意

悪い寝返りをうつと、睡眠の質が低下してしまいます。本来の良質の睡眠であれば、疲れが取れますが、悪い寝返りをうつようになると疲れも取れにくくなってしまいます。

寝返りがうちづらいマットレス

やわらかすぎるマットレス

柔らかすぎるマットレスはフィット感はいいですが、柔らかいので体を持ち上げにくく、体が沈み込んでしまうため、寝返りがしにくいです。

かたすぎるマットレス

硬すぎるマットレスは下からしっかり支え言うことができますが、フィット感が低く寝ている時に体が自然なカーブを保てず、不自然なカーブを保つようになってしまい、体が痛くなってしまうことがあります。

蒸れやすく暑苦しさを感じるマットレス

蒸れやすい素材のマットレスだと寝ている間に暑苦しくなってしまい、暑苦しさが原因の、寝返りを打つことになってしまい、睡眠の質が低下します。

厚みがなく、底当りを感じるマットレス

10センチ以下のマットレスを使用すると、身体の出っ張りが床についてしまう恐れがあります。10センチ以上の厚みのあるマットレスでしっかり体を支えることができます。

横幅が狭かったり、2人で寝ているなどでスペースが少ないマットレス

マットレスの幅が狭いと寝ていても意識してしまい、寝返りが打ちづらくなります。

マットレスを共用している場合子供やパートナーと寝て気を使ってしまい、寝返りが打ちにくくなってしまいます。

高反発マットレスの方が寝返りしやすい

反発力の高い高反発マットレスは硬め寝心地で、寝ている時も正しい姿勢で支えてくれます

反発力が高いので、寝返りがしやすいと一般的に言われていて寝返りを補助してくれる効果もあります。寝返りを補助してくれる効果があるので、比較的腰痛がある方にもオススメなのが高反発マットレスです。

体がしずむ低反発マットレスは寝返りしにくい

低反発マットレスは体圧分散に優れていますが性質上時間が経過するとともに、圧力が集中してかかる部分はどんどん沈んでいってしまいます。

マットレスが沈んでしまうと寝返りするにも力が必要になってしまい、寝返りがしづらくなってしまいます。

寝返りしにくい状態で寝ていると寝返りの回数が減ってしまったり、同じ姿勢で長時間寝ることになってしまいます。

寝返りする時に力がかかると腰痛がある方などは、痛さで目覚めてしまう場合もあるので注意しましょう

寝返りの役割

寝ている時に無意識に行っている寝返りですが、実はとても大変な役割を持っていたのです!

寝返りが少ないと疲労が取れなかったり睡眠の質が低下したりする恐れがあります。

寝返りは腰痛や体の痛みなどとも関係してきます。

体液の流れを促進して疲労と取る

睡眠中には体液の循環がしやすくなっています。

血液の流れにのり、酸素や栄養素が体の隅々にまで流れで行きます。
老廃物はリンパ液により回収されていきます。

長時間、正座をしていると、足が痺れてきますよね?

正座を長時間していると、足が圧迫され続け、血液の循環が悪くなり、しびれがおきます。

寝返りをしないことによって、特定の部位に負担がかかり、圧迫され、血液の流れが悪くなり、長時間正座をしている時と似たような状態になってしまうのです。

それを防ぐためにも、寝返りをして体液の流れを促し、疲労を取る必要があるんです。

寝ている間に発散する熱を逃がし、体温を調整する

睡眠時には内臓や脳などの深部体温が下がります。

寝返りを打たずに同じ姿勢で寝ると布団の中の温湿度が上がります。

熟睡するためには、体温低下が必須なので、この体温低下を妨げてしまうことになります。

さらに布団に接している部位は汗をかきやすくなっていきます。

寝返りを打つことによって、布団の隙間から新鮮な空気が入り、温湿度が下がるようになります

ココがポイント

体温を熟睡できるように調節するだけではなく汗を蒸発しやすくなるように、風通しも良くなるため寝返りは大切です。

カラダのコリを解消

寝ている時の寝返りはほとんどが無意識で起きています。

無意識のうちに体の歪みや、筋肉のコリを察知し、寝返りをうつことで筋肉のこりや体の歪みを整えているわけです。

コリや歪みを整えるための寝返りは無意識のうちに行っていることなので、寝ている間に体が自由に寝返りできるようにすることが大切なんです。

睡眠の質をたかめる

睡眠中は浅い眠りのレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠を規則正しく繰り返すことで質の良い睡眠になります。

レム睡眠とノンレム睡眠を正しい周期で繰り返すと、きちんと身体が休まり体の疲れをしっかりと取ることができます

このノンレム睡眠とレム睡眠を切り替えるために寝返りを打つようになっています。

寝返りがスイッチのような役割を果たすので、睡眠の質が高まるようになっています。

 

寝返りしやすいマットレスの条件まとめ

普段何気なく行っている寝返りがとても重要な存在であることが分かりました。

寝返りを打つためにも寝具が重要なことが分かっていただけたかと思います。

より良質な睡眠がとれるように、寝具や寝返りにも気を使ってみましょう。

睡眠時にしっかり疲れがとれ、次の日も今まで以上の力を発揮することができるかもしれません。

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