ウレタン素材のマットレスが多く発売されていますが、ウレタンって耐久性が弱そうだと心配になりませんか?
マットレスは値段もそれなりに高いですし、一度買い換えたら5年は安心して使いたいと考える人が多いのではないでしょうか。
ここでは、ウレタン素材のマットレスの特徴を解説し、
ウレタンマットレスのデメリット(欠点)や捨て方・処分の方法についてまとめました。
今、ウレタン素材のマットレスの購入を考えている方は、マットレスを処分する時の事も知っておいた方が良いので是非参考にしてください。
ウレタンマットレスの特徴
ウレタンマットレスはその名の通り、ウレタン素材で作られているマットレスです。
ココがポイント
ウレタンマットレスを大きく分けると低反発マットレスと高反発マットレスに分かれていて、全く違う物と考えて下さい。
スプリングマットレスとはまた違い、ウレタンのクッション性だけで体を支えるので、フィット感がとても高いです。
また、ウレタンマットレスは比較的価格も安く購入もしやすいです。
ただし、通気性があまり良くなく、カビや湿気などが気になる場合もあります。
ウレタンマットレスの種類とメリットデメリット
ウレタンマットレスは大きく分けて、高反発素材と低反発素材のマットレスが存在します。
それぞれ違った特徴を持っていて、全く異なる素材です。
ウレタンマットレスを購入する際に、素材選びが重要になります。
メリットとデメリットを合わせて説明してきます。
高反発マットレスのメリット・デメリット(欠点)
高反発マットレスは十分に体圧分散性があり、硬すぎず、しっかりとした寝心地を体感することができます。
また加重に対し押し返す力が強いので、寝返りがしやすいマットレスです。そして、反発力が強くて耐久性も高く、劣化しにくいです。
低反発マットレスに比べると通気性は良いですがスプリングマットレスに比べると通気性が悪くカビが生えやすいマットレスです。
安すぎる高反発マットレスや粗悪なものだと復元力が弱く、すぐにヘタってしまうマットレスもあります。
メリット
- 寝返りがしやすい
- 耐久性が高く、劣化しにくい
- 体圧分散が十分にある
デメリット
- 通気性があまり良くない
- 洗うことができない
- 硬く感じることがある
低反発マットレスのメリット・デメリット(欠点)
高反発マットレスとは反対に、低反発マットレスは加重に対し、押し返す力が弱いマットレスです。
低反発マットレスは元々はNASAが衝撃を吸収する素材として開発した技術を寝具用として作られたものです。
柔らかい寝心地でしっかりと体にフィットし、全体的に体圧分散させられて、体が沈み込むような寝心地を体感することができます。
寝相の悪い方などにもオススメで、寝返りの回数が減るマットレスです。
しかし、高反発マットレスに比べてもさらに通気性が悪くなってしまったり、マットレス自体も重くなってしまったり寝返りがしづらいなどといったデメリットもあります。
ココがおすすめ
- 柔らかい寝心地
- しっかりとフィットし、包みこむような寝心地
ココがダメ
- 通気性が良くない
- 寝返りがしにくい
- 腰痛悪化の原因になる恐れがある
ウレタンマットレス購入前に知っておきたいポイント
高反発マットレスと低反発マットレスは真逆と言ってもいいほど性質が異なります。
そこでウレタンマットレスを購入する前に絶対知っておきたい3つのポイントをご紹介します。
ウレタンマットレスは腰痛いいマットレスを探している人におすすめ?
腰痛対策で購入する場合は、高反発マットレスがオススメです。
高反発マットレスは良い姿勢を保ちながら、睡眠することができ、寝返りもスムーズに打てるので腰が痛い時などは高反発マットレスの方がおすすめです。
逆に低反発マットレスは腰痛持ちの方が使用すると柔らかく沈むので負担がかかってしまい、腰痛を悪化する原因にさせてしまう可能性があります。
ウレタンマットレスのへたれや寿命・耐久性
ウレタンマットレスは密度や使用頻度などによって寿命が変わり、値段も安価な物から高価な物まで販売されています。
安価なものは比較的耐久性が悪く、ヘタリやすかったり、あまり長持ちしないものが多いです。
高反発マットレスも低反発マットレスも湿った環境で使用することにより、ヘタレやすくなってしまったり、カビが生える原因になります。
どちらかというと、低反発マットレスの方が劣化が早く、同じ場所で、毎日寝ると寝ている部分のヘタリ具合が早まります。
高反発マットレスの方が耐久性が高くヘタリにくいのが特徴です。
ウレタンマットレスの通気性や湿気やカビ対策について
ウレタンマットですが他のマットレスに比べ通気性が良くありません。
どちらかというと高反発マットレスの方が通気性が高いマットレスが多くなっています。
汗や湿気がこもりやすいので、こまめなお手入れが必要になります。
マットレスを敷きっぱなしにしていると、カビが生えやすく、特に梅雨の時期などは注意が必要です。
定期的に通気性を良くする為にマットレスを立てたりすることによって、カビや湿気を防ぐことができます。また、除湿シートなどを使うとより効果的です。
スプリングマットレスに比べて重量が軽いのでもち上げやすく、お手入れもしやすいのが特徴です。
ウレタンマットレスの捨て方・処分方法
マットレスは消耗品です。
コイルマットレスに比べてウレタンマットレスは処分も楽です。
どんな方法で処分ができるかを解説していきます。
粗大ごみで処分する
自治体などによって異なりますが、粗大ゴミとして回収してくれる場合が多く、費用が安く抑えられるのが特徴です。
費用が安く抑え処分することができますが、ゴミ処理場までの運搬が自力で出来る方など、少々限られてしまうのがデメリットです。
廃品回収・不用品回収に依頼する
業者に回収してもらうのも1つの手です。
不用品回収や廃品回収で処分すると、労力や時間もあまりかからず、手間をかけずに処分することができます。
ですが、費用が割と高価になってしまうことが多いため、マットレス以外も処分したいものがある場合は有効な処分方法といえます。
その時に業者選びはとても大切です。
処分費用も良心的な価格で処分してくれる業者から高額な金額を請求される業者など様々な業者があります。
比較サイトなどを活用しながら慎重に業者選びを行いましょう!
ちぎってバラバラにして不燃ごみで捨てる
処分するのにお金をかけたくないという方にオススメしたいのがちぎってばらばらにすることです。
ウレタンマットレスは金属のバネなどを使用していないので外側の生地を切ってしまえば、小さく分解するだけです。
解体する時間と場所が必要になってしまうかもしれませんが、処分費用もかからないので楽に処分することができます。
なるべく小さくカットしてゴミ袋に入るサイズにし、家庭用ゴミとして処分しましょう!
新しいマットレス購入時に下取りしてくれるメーカーもあり
マットレスを新調する時に古いマットレスを引き取ってくれるサービスをしているお店もあります。
大体5000円以内で引き取ってもらえることが多いです。
無料で行ってくれるお店もあるので、購入する前にお店に確認しましょう。
また、メリットとして新調したマットレスが届くと同時に、古いマットレスも引き取ってくれるので場所を取ることもありません。自分で運び出すこともせず、処分することができます。
簡単に処分することはできますが、自分で処理する時と比べ、料金が高くついてしまうデメリットもあります。
ウレタンマットレス まとめ
種類の豊富なマットレスの中でも1番身近なウレタンのマットレスについて解説しました。
ウレタンは価格も比較的安く手に入るものが多いのに、優れた寝心地を得られるマットレスが多いです。
マットレスは価格や機能だけではなく、自分に合ったものを選ぶのが一番です。
たとえ安くても一番寝心地が良いと感じたものが一番使いやすいマットレスと言えます。
今回はウレタンマットに焦点を当てて解説したので、購入する際の参考にしてみてください。